チャリチャリ株式会社
家本 賢太郎
代表取締役社長
1981年生まれ。15歳でクララオンライン(現:クララ)を創業。2019年当社代表取締役社長就任。14歳のころに受けた脳腫瘍の摘出手術をきっかけに車いす生活になるが、奇跡的に両足の運動神経が回復。車椅子無しでの生活が可能に。Newsweek誌「21世紀のリーダー100人」等に選ばれる。
After 変化
ここからは、チャリチャリの取り組みが、まちや人にどのような変化として表れてきたのかを見ていきます。
対談
チャリチャリ株式会社
家本 賢太郎
代表取締役社長
1981年生まれ。15歳でクララオンライン(現:クララ)を創業。2019年当社代表取締役社長就任。14歳のころに受けた脳腫瘍の摘出手術をきっかけに車いす生活になるが、奇跡的に両足の運動神経が回復。車椅子無しでの生活が可能に。Newsweek誌「21世紀のリーダー100人」等に選ばれる。
久留米市
金納 雅彦様
都市建設部交通政策課 主査
1985年生まれ。久留米市出身。市役所入所以降、総合政策部・総務部などに従事し、2024年度から都市建設部交通政策課へ。同年4月からの久留米市でのチャリチャリ導入以降、便利で快適な利用環境の創出を目指して、チャリチャリと連携したまちづくりを進めている。
*所属・役職は取材当時のもの
チャリチャリ運営改善による機能的な価値の向上
1,147万回
年間利用回数(2025年)
10,070台
総台数(2026年3月)
160万人
総会員数(2026年3月)
110万回
博多駅周辺ポートの年間利用回数(2025年)
98%
利用可能車体率(福岡/2026年3月)
68%
マッチング率(福岡/2026年3月)
998箇所
ポート数(福岡/2026年3月)
87,835人
100回以上利用したお客さま数(福岡/2026年3月)
39%
行動の広がり(2026年)
151人
地域人材の創出(2026年3月)
23社
委託先企業数(2026年3月)
共創
社会的価値の創出
40件
共創や連携が生まれた数(2025年)
目指す姿
まちの当たり前の景色として存在することで、地域の交通資源がつながり、人々の交流が育まれる移動環境が実現する。
01変化/広げる
15万回2018年
→1,147万回2025年
年間利用回数(2025年)
年間利用回数は、一部の人の特別な移動ではなく、繰り返し使われる選択肢になっているかを見る数字です。
400台2018年
→10,070台2026年3月
総台数(2026年3月)
チャリチャリの総台数とは、各エリアで展開する自転車台数の合計です。いつでも乗りたい場所からライドいただけるよう、毎年増車しています。
3万人2018年
→160万人2026年3月
総会員数(2026年3月)
総会員数とは、チャリチャリのアプリ登録者数(退会者を除く)です。
チャリチャリは一部の人の特別な移動ではなく、まちの中で繰り返し使われる選択肢へと広がってきました。利用回数の伸びは、その変化の大きさを最も端的に示しています。
「車を運転しないので普段は徒歩圏内しか行動しない、けれどチャリチャリのおかげで少し遠くのお店に足を運べるようになった。」
40代・専業主婦
「ポートの数が多く、行きたい場所の近くにだいたい見つかるのがすごい。今まで諦めていたお店などを訪れる機会が格段に増えた。」
50代・専業主婦
「行動範囲が広がった。目的地付近にポートさえあればどこへでも大抵は行ける。チャリチャリがなければ行かなかったであろうお店へ行き、新たな交流が生まれ続いている。」
50代・会社員
02変化/つなげる
2020年4月(左)と 2025年9月(右)の平日朝 8:00〜9:00 の 1 時間での利用実績です。
福岡市での展開エリアを拡大しはじめた2020年4月と比較して、広い地域で利用がみられるほか、主要駅周辺での利用頻度も高くさまざまな移動需要に応え、人とまち・人と人とのつながりを生み出しています。
110万回
博多駅周辺ポートの年間利用回数(2025年)
2025年10月(平日)1日での博多駅周辺ポートの利用状況
公共交通との接続でシームレスな移動環境の実現や移動範囲の広がりにつながっています。また、店舗や施設、企業の前に生まれた接点は、人の流れを受け止める場所になり、地域の中でチャリチャリを支える役割も広がっています。
57%2024年10月
→98%2026年3月
利用可能車体率(福岡/2026年3月)
利用可能車体率は、ポートに配備された自転車に対して、実際に今乗れる台数の割合です。いつでもどこからでも確実に利用できる環境整備に努めています。
62%2024年10月
→68%2026年3月
マッチング率(福岡/2026年3月)
マッチング率は、アプリを起動させた方が、借りたい場所で借りられる状態がどれだけ整っているかを見る指標です。駅や施設の近くにポートが増えるだけでなく、実際に「いつでも乗れる」状態も少しずつ改善してきました。
768箇所2024年10月
→998箇所2026年3月
ポート数(福岡/2026年3月)
ポートは独自開拓のほか、企業や自治体との連携や公式サイト・LINEからポートのリクエストを受け、地域の声を反映したポート展開を行うことで、利便性を高めています。また、チャリチャリでは設置にご協力いただいているポートオーナーさまとの交流も大切にしています。



ポートオーナーさまをお迎えした感謝祭(福岡/名古屋/熊本)
ポート設置にご協力いただいているパートナー


有限会社ひらお様


株式会社えんホールディングス様


イオン九州株式会社様


西日本鉄道株式会社様


九州旅客鉄道株式会社様


福岡市様
ポートを設置している店舗・施設































































































03変化/定着させる
87,835人
100回以上利用したお客さま数(福岡/2026年3月)
サービス開始から2026年3月までに100回以上ご利用いただいたお客さまの数です。継続してご利用いただいているお客さまが多く、日常移動の手段として定着しています。
39%
これまで通らなかった道や場所へ行くようになった
2026年お客さまアンケート調査の回答
「時間や場所の制限がなくなったため、行動範囲の選択が広がり、自由に外出する場面が多くなった」
30代・公務員・女性
「いつも通らない道を少し進んで、スイーツ屋さんに寄ることがあります。まだまだ開拓中です」
40代・会社員・女性
「これまで小森野エリアから久留米駅までバスを利用していたが、チャリチャリができたことによって宮の陣駅を利用するようになった。」
20代・会社員・男性
38人2020年8月末
→151人2026年3月
地域人材の創出(2026年3月)
地域人材の創出。整備・再配置・運営を担う人材が地域の中で増えてきたことを、雇用人数の変化で見ています。
内訳:社員 22人 → 47人、アルバイト 16人 → 99人
6社2020年
→23社2026年3月
委託先企業数
自転車の整備や再配置といった運営の一部を、地元の自転車店や運送会社などに委託し、サービスを展開しています。委託先となるパートナーを増やしていくことで、地域雇用の創出や地域経済の活性化に貢献しています。
チャリチャリは、特別な日のための移動手段ではなく、日常の中で自然に選ばれる存在になりつつあります。平日の利用割合の高さや、「これまで通らなかった道や場所へ行くようになった」という回答は、日々の移動に入り込み、人の行動範囲やまちとの接点を広げていることを示しています。
その広がりは利用者やポートの増加だけでなく、整備・再配置・運営を担う地域人材の増加としても現れており、サービスが地域に根ざすことを通じて、地域の雇用機会の創出もつながっています。
04変化/共創
0件2019年
→40件2025年
共創や連携が生まれた数
共創や連携が生まれた数。自治体や公共交通、地域企業と継続的に進めてきた事業や協定の実績です。
自治体や公共交通、地域企業と、それぞれの地域でまちの未来を考える共創の取り組みが広がっています。これらの共創は、交通・移動分野にとどまらず、まちの新たな魅力に出会い、地域のつながりや交流を生み出しています。
主な事例
授業や課外活動、ワークショップ、企業見学などを通し、次世代を担う子ども・学生たちと、地域課題に目を向け、未来のまちを共に描く機会創出に取り組んでいます。




駅前ポート設置やクーポン連携などで、鉄道とシェアサイクルをシームレスにつなぎ、日常移動の利便性・回遊性向上に取り組んでいます。また、地域資源へのアクセス強化で、観光でご利用の皆さまにはその滞在をより価値あるものとして感じていただけるための取り組みを推進しています。
渋滞緩和・低炭素まちづくりを進めるため、ポートの拡充や、「バス・電車無料の日」「バス電車元気フェスタ」などに合わせたクーポン発行、ブース出展などを実施し、市民・来訪者のドアツードア体験を向上させつつ、観光・経済活性も同時に生み出す共創に取り組んでいます。


「スポーツと移動の力で、豊かで持続可能な地域社会を実現したい」という思いのもと、福岡市内に設置された「アビスパ福岡サポーターポート」をご利用いただいたライド料の一部を、クラブの社会貢献活動へ充当する「サポーターサイクルプロジェクト」を共同展開しています。サッカー観戦や日常移動でのご利用が、クラブの応援と持続可能なまちづくりに結びついています。


LINE 公式アカウントでポートのリクエストを集め、まちの声を反映したポート設置を進めています。これまでに 1 万件を超えるリクエストが寄せられ、福岡市内では 100 箇所以上の「あったらいいな」ポートを新設しました。LINE でのリクエストが、まちの便利につながる好循環が生まれています。
未来に向けて
ここで見えてきた変化は、まだ途中にあるものでもあります。
目指すのは、チャリチャリが「使われていることさえ、気づかれないくらい自然な存在」になる未来。それは、まるで電柱や横断歩道のように、まちの当たり前の景色の一部として存在している状態です。この景色が広がることで、地域の交通資源がつながり、人の流れと交流が育まれ、まちはもっと活気を取り戻していく。そんな日常を、私たちは一緒に育てていきたいと思っています。
株式会社FINOLAB(事務局)/一般社団法人金融革新同友会FINOVATORS(審査) 2026年
地域の交通課題に対して、地域の資本で応える「金融の地産地消」を実現する先進的な取り組みとして評価されました。